恐怖は親から子へと遺伝することが判明
- 2014/07/30
- 19:39
※このニュースが全く誤報であることが判明しました。
こちらの記事で内容訂正しております。
偽の情報を広めてしまって申し訳ありません。
恐怖の感情が遺伝的に親から子へと遺伝する可能性があることが分かった。
ミシガン大学のヤツェック・デビエッチ博士が発表した研究で、マウスに人為的に恐怖体験をさせ、子供にその恐怖が遺伝するかを実験したそうだ。
今まで経験は遺伝しないとされてきた常識に一石を投じる形だ。
ミシガン大学のヤツェク・デビエッチ博士は、マウスを使って「恐怖体験やトラウマが子世代に遺伝すること」を全米科学アカデミーで発表しました。
デビエッチ博士はメスのマウスに軽い電気ショックを繰り返し与え、そのときにペパーミントの香りをかがせることで、電気ショックという恐怖体験とペパーミントの香りという条件を結びつけることで、ペパーミントの香りを嗅いだだけですくみなど恐怖反応を起こすようになるよう恐怖条件付けを行いました。
その後、ペパーミントの香りを恐れるようになったメスのマウスを、ペパーミントの香りに恐怖条件付けされていないオスのマウスとつがいにさせ、生まれてきた子マウスを母マウスと一緒にした状態でペパーミントの香りを嗅がせたところ、母マウスだけでなく子マウスも恐怖反応を示しました。
なお、子どものマウスは人間の赤ちゃんに比べてはるかに未熟な状態で生まれ、目が見えず耳も聞こえないため、生まれた後に恐怖体験を教えられる可能性は低いとのこと。しかし、ペパーミントの香りに恐怖反応を示した母マウスが、その時点で子マウスに「恐怖」を何らかの方法で伝達した可能性はゼロとは言い切れません。
そこで、恐怖体験が後天的に伝達された可能性を完全に排除するために、生まれてきたマウスを母マウスと完全に分離した状態でペパーミントの香りを嗅がせたところ、母マウスがいない状態でも子マウスは恐怖反応を示すことが分かりました。
さらに、恐怖条件付けのされた母マウスの卵子と恐怖条件付けのされていない代理母マウスを使って実験したところ、やはり生まれてきた子マウスは、ペパーミントの香りを嗅がされると恐怖反応を示しました。
以上の通り、恐怖体験が遺伝的に承継されることが確実となったところで、デビエッチ博士の研究チームがマウスの脳を調査。すると、ストレスホルモンであるコルチコステロンが増大し扁桃体が活性化することが確認されたとのこと。
デビエッチ博士は「恐怖体験に関する情報を子世代に遺伝的に承継させることは、外界の危険に関する情報を生まれながらにして取得できるという点で生態学的に重要な仕組みだと考えます」と述べましたが、「人間に関しても恐怖体験が遺伝的に承継されるのか?」については、実験を行うことに倫理的な問題があるため、マウスと同じ形で調べることは現実的ではないとしています。
デビエッチ博士は危険を避けるために恐怖体験を遺伝させるのだと予想している。
だとしたら、果たしてその遺伝される経験は恐怖だけなのだろうか。
成功体験や失敗体験など、人が生まれれて育っていく仲で体験する経験は無数にある。
だとすると成功者の子供と、挫折者の子供では、遺伝する経験に大きな差が出てくるのではないだろうか。
民族性などといったものが文化的教育だけではなく、遺伝的にも継承されてくるのではないかとも思えてくる。
ある国で生まれた子供が、別の国の家族に引き取られた場合、民族的遺伝による影響が出てくることもありえるかもしれない。
もっとも今回の研究では子供が取得した遺伝子が、どの程度成育と関係するのかは分からない。
生まれてきた時の恐怖遺伝が、大人になっても影響を与えるのか、それとも幼少期に危険を避けるために存在するだけで、生育するにつれて消えていくものなのか。
デビエッチ博士にはぜひともそこら辺を研究してもらいたい。
あとたまに語られる前世の記憶なんて現象も、今回の感情遺伝で説明できたりしないかなぁと思う。
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