全国で220人の児童がネット援助交際で補導される
- 2014/08/21
- 16:44
警察庁が半年間で220人もの18歳以下の少年少女を、ネット上で援助交際を持ちかけたため補導したと発表した。
インターネット掲示板や交流サイトで、援助交際や下着の売買を持ちかける不適切な書き込みをしたとして、全国の警察が今年1~6月、18歳未満の少女ら220人をサイバー補導したことが21日、警察庁のまとめで分かった。
サイバー補導は、警察官が身分を明かさずにネット上でやりとりし、実際に会った上で注意や指導をするのが特徴。
220人のうち、今年4~6月に補導された111人を対象に、書き込みに使った機器を調査したところ、98・2%に当たる109人がスマートフォンを利用。性別では、女子が210人(95・5%)で、男子が10人(4・5%)。最年少は13歳の中学2年で、平均年齢は16・2歳だった。
全国で警察が確認しただけでも220人が援助交際や下着の売買などを行っているというこの結果を、果たして多いと捉えるべきか、思ったよりも少ないと捉えるべきか悩むところだ。
最年少が13歳と、噂されているような小学生の売春が確認されなかっただけでも安心するべきだろうか。
警察庁によると、補導したのは警視庁が153人で最も多く、愛知県警が19人、埼玉県警が8人で続いた。実際に補導したのは19都府県警で、それ以外はゼロだった。昨年4月からの通算で補導実績がある警察は25都道府県警になった。
しかし東京都の補導人数が153人と他県を圧倒していることが驚く。
2位の愛知県の19人を大きく引き離している。
それはそれだけ東京都の援助交際が活発なのか、それともそれを補導することに警視庁が特に力を入れているのか。
このネット補導は最近始まった捜査手法であるらしく、それを行っている捜査員の手腕もこれからますます磨かれていくだろう。
そうなればネットで援助交際を行う手法が成立しなくなるのもそう遠い話ではないのかもしれない。
しかし、こういった問題は常にいたちごっこの関係にあり、また新たな援助交際の場となるサービスが登場するのは間違いない。
あるいは警察も私も知らないだけですでに存在している可能性もある。
《追記》 2014.09.12
思わず「安っ」と呟いてしまった。
風俗ライターの蛯名泰造氏はこう言う。
「一般的なJK買春は、ホテル代込みで1万5000円が天井。ここから価格交渉を始め、ダンピングに応じる女の子は少なくありません。彼女たちも学校に塾にと忙しいので、空いた時間にパッと客を取りたいんです。一方で、ツイッターやLINEで知り合い、相談に乗ってくれる年上男性に安易に体を許す子もいます。カネ目的で売春していると仲間内で思われたくないとか、話を聞いてもらっているのに高いのは悪いと思っているようです」
援助交際ってもっと万札がポンポン飛び交うイメージだった。
それが最高額で1万5000円とは……。
今調べたら本番ありの風俗の相場よりもかなり安いんじゃないだろうか。
そりゃあ、時給とか日給として考えると普通の仕事とは比べ物にならないぐらい高額だけどさ。
客側のリスクが高くなったことが原因なのか、それとも不況がここまで波及してしまっているのか。
とにかく援助交際って言葉が出来た頃とはかなり様子が違う様子。
Photo by : (C) Tangent~Artifact, here sometimes :)
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