「努力」は遺伝する「才能」だったという研究結果
- 2014/09/23
- 20:49
努力出来るか否かすら遺伝子の影響を受けているかも知れないという研究結果。
2014年6月、『Psychonomic Bulletin & Review』に掲載された新しい研究結果によれば、「すぐれた音楽家は、その技能を獲得するために必要な長時間の練習ができるよう遺伝子にプログラムされている」という。米ミシガン州立大学心理学教授のザック・ハンブリック氏らによって発表された。
今回の研究は音楽家に限定した話だそうだけど、これが音楽限定の話であるとも思えない。
利用されたのは「双生児法」という一卵性と二卵性の双子を比較する実験方法。
一卵性双生児の方が二卵性双生児よりも同じ傾向を示したならば、それは遺伝的な影響が強いとする比較方法だ。
そしてザック・ハンブリック教授は「音楽家がより多く練習を行う傾向には遺伝子の影響がある」と結論付けた。
マンガなどでは所謂「努力の天才」なんて言葉が出てくるけど、それが実際には「努力」自体も遺伝する「才能」だったという訳だ。
こういうことが次々と判明していくのは面白いと思う反面、遺伝子なんて自分でも親でもどうしようもない部分で「努力」という最後の拠り所すら奪われていくのは残念に思う。
Photo by : (C) George
Creative Commons-Attribution-NonCommercial-ShareAlike
Creative Commons-Attribution-NonCommercial-ShareAlike
ロック・リーの青春フルパワー忍伝 7 (ジャンプコミックス) 平 健史 集英社 2014-08-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある 山口 真由 扶桑社 2014-01-16 売り上げランキング : 777 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
努力する人間になってはいけない―学校と仕事と社会の新人論 芦田宏直 ロゼッタストーン 2013-09-02 売り上げランキング : 17744 Amazonで詳しく見る by G-Tools |