冷たいスプレーが燃えるのが理解できない
- 2014/07/21
- 18:46
学生も夏休みに入り、ますます暑くなる今日この頃。
暑さと戦う社会人戦士にとって、なんとも恐ろしいニュースが飛び込んできた。
大阪府豊中市長興寺南の国道176号を走行中の軽自動車内で20日夕、運転していた大阪市の男性(24)が瞬間冷却スプレーを使った後、ライターでたばこに火を付けようとして顔など全身にやけどを負ったことが21日、豊中署への取材で分かった。
豊中署によると、助手席の男性(24)も左手や顔に軽いやけどをした。2人とも命に別条はない。同署や地元消防は、スプレーに含まれていた可燃性ガスにライターの火が引火したとみている。
冷却スプレーは、洋服やタオルなどに数秒間スプレーするだけで急速に冷えるのが特長で、熱中症対策の商品として利用が広がっている。一方で、火がつきやすい特性があり、車や狭い場所で使用する際は、換気が必要。引火による事故も相次いでいる。
この炎天下の中で活動するなら、暑さ対策は重要になる。
日射病を避けるには塩分と水分を補給することが大事ではあるが、それはあくまで日射病等への対策であり、それを行ったとしても暑さ自体がどうにかなるわけではない。
そんな我々の救世主として最近増えつつあるのが冷却スプレーや冷感タオルなどといった冷感グッズだ。
やはりなんだかんだ言って物理的に冷やすこと以上に気持ち良いことはない。
だが今回はこの冷却スプレーの存在が事故に繋がった形だ。
考えてみればスプレーである以上、ガスを使っているのは当然といえば当然なのだけれど。
どうしても『冷えるスプレーが燃える』っていうのが感覚的にピンと来ない。
だからこれからもこの手の事故は減らないだろう。
対策は『燃えない冷却スプレーが開発される』以外の方法はないと思う。
phto by: Cristian Roberti
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