アメリカらしからぬ「ヒックとドラゴン」
- 2011/01/31
- 19:52
ドラゴンはプレスを吐く寸前に、口の中に攻撃すれば良いってヒックが言ってた!
そんなわけでヒックとドラゴン、原題How to Train Your Dragonを観ました。
久々に純粋に観た後にワクワクできる冒険活劇でした。
コメンタリーで製作者も言っていたことだけど、光と影の陰影が素晴らしい。
CGアニメに有りがちな「くっきりはっきり」とした世界ではなく、光に照らされない部分は完全に闇に落ちて見えなかったり、背後のからの太陽の光で真っ白に世界が染められたりと、陰影のはっきりした画面作りが印象的でした。
ヒックとドラゴンの放映時の、似非ジブリっぽい宣伝の仕方はやっぱり失敗だったよなぁって観てて思った。
雰囲気的には確かにジブリに近いものも感じないわけでもないけれど、それは今現在のジブリというよりも、ラピュタやナウシカを作っていた頃のジブリに近い感じ。
それとドラゴンのデザインが素晴らしい。
なんていうか、西洋の元々のドラゴンではなく、日本のRPGなどに登場するドラゴン・・・それも主人公が乗ったりするものではなく、モンスターとして登場するものに近い姿形をしている。
彼らが吐く炎も、どこか違った雰囲気を持っています。むしろ日本人に馴染みが深い世界観描写。
全体的に何ていうか「アメリカらしくない」雰囲気を持った作品でした。
この作品に出てくるドラゴンのデザイン画とか本になってないのかなぁ・・・ほしい。