死の本
- 2009/01/25
- 08:19
ある日、一人の男が名前を書いたものを必ず殺すことができる本を手に入れた。
『この本に書かれたものは必ず消される。そして、一度消すごとに寿命を一年失う』
その説明と共に本にはペンと消しゴムがついてた。
男にはどうしても殺したい相手がいた。そいつを殺せるなら、一年程度の寿命を失っても構わない。
迷うことなく男は本に憎い相手の名前を書いた。
だが緊張していたせいか手がプルプルと震え、うまく書くことができない。
男は舌打ちすると書き損じた文字を消しゴムでゴシゴシと消した。
そして男は死んだ。
『この本に書かれたものは必ず消される。そして、一度消すごとに寿命を一年失う』
その説明と共に本にはペンと消しゴムがついてた。
男にはどうしても殺したい相手がいた。そいつを殺せるなら、一年程度の寿命を失っても構わない。
迷うことなく男は本に憎い相手の名前を書いた。
だが緊張していたせいか手がプルプルと震え、うまく書くことができない。
男は舌打ちすると書き損じた文字を消しゴムでゴシゴシと消した。
そして男は死んだ。