『動物の権利』の前提条件
- 2008/02/14
- 12:17
『動物の権利(アニマル・ライツ)』という概念を不勉強にも私は知らなかった。
もちろん、近しいことは私も考えたことはある。だけどあまり突っ込んで思考したことはなかったのだ。
動物の権利怖いよ、動物の権利。
どうもkaien氏の最後のネズミの例は、適当ではないように思える。
『動物の権利(アニマル・ライツ)』は「いかなる場合でも動物を苦しめてはいけない」「動物をまったくもって人間と同じ如くに扱え」と言っているのではなく、「人間に動物を苦しめる権利はない(搾取してはならない)」という主張ではないだろうか。少なくとも参考に上がっているQ&Aにさらっと目を通した限りではそう読める。
そうでなければ、動物が自由に餌(つまり他の動物)を取ることを禁止しなければならなくなってしまう。
なぜなら動物には『動物の権利(アニマル・ライツ)』なんぞ理解できないからだ。目の前の獲物を取るのを自重してくれるわけがない。
なので捕食者に殺されかけている動物がいるなら、人がそれを救わなくてはならなくなる。
だが『動物の権利(アニマル・ライツ)』の観念から言えば、人は動物を拘束する権利はないし、その野生としての生活を阻害する権利を持っていないのである。
それを考えれば、殺される動物を人間は助けてはならないという結論になる。
そうなるとこの場合、ネズミが食料を求めたとしても人間に自分の物資を与える義務はない。
ネズミが腹を空かせているのは彼等の勝手な都合であり、人間が搾取した結果ではないのだからだ。
(追記)
件のQ&Aでは「#20 家が火事になり中には犬と赤ん坊が取り残されたとします。あなたはどちらを先に助けますか?」も参考になると思う。
(追記2)
Something Orangeへのトラックバックが弾かれる。
どうも、ウチのブログがアダルト設定なのでフィルタにひっかかるっぽい。
▽当ブログの関連記事▽
DG氏の脇の甘さが気になる
もちろん、近しいことは私も考えたことはある。だけどあまり突っ込んで思考したことはなかったのだ。
動物の権利怖いよ、動物の権利。
どうもkaien氏の最後のネズミの例は、適当ではないように思える。
『動物の権利(アニマル・ライツ)』は「いかなる場合でも動物を苦しめてはいけない」「動物をまったくもって人間と同じ如くに扱え」と言っているのではなく、「人間に動物を苦しめる権利はない(搾取してはならない)」という主張ではないだろうか。少なくとも参考に上がっているQ&Aにさらっと目を通した限りではそう読める。
そうでなければ、動物が自由に餌(つまり他の動物)を取ることを禁止しなければならなくなってしまう。
なぜなら動物には『動物の権利(アニマル・ライツ)』なんぞ理解できないからだ。目の前の獲物を取るのを自重してくれるわけがない。
なので捕食者に殺されかけている動物がいるなら、人がそれを救わなくてはならなくなる。
だが『動物の権利(アニマル・ライツ)』の観念から言えば、人は動物を拘束する権利はないし、その野生としての生活を阻害する権利を持っていないのである。
それを考えれば、殺される動物を人間は助けてはならないという結論になる。
そうなるとこの場合、ネズミが食料を求めたとしても人間に自分の物資を与える義務はない。
ネズミが腹を空かせているのは彼等の勝手な都合であり、人間が搾取した結果ではないのだからだ。
(追記)
件のQ&Aでは「#20 家が火事になり中には犬と赤ん坊が取り残されたとします。あなたはどちらを先に助けますか?」も参考になると思う。
(追記2)
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どうも、ウチのブログがアダルト設定なのでフィルタにひっかかるっぽい。
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