異性愛者の反感を煽る言葉
- 2009/06/13
- 11:02
みやきちさんの記事を読んでから、ずっと何か引っ掛かるものがあった。
・レズビアンのミュージシャン、性的指向を理由に絡まれ殴られる - あるいは、「このヘテロ男性!」という発話と「このレズ!」という発話の持つ暴力性の違いについて(2009年6月10日再掲) - みやきち日記
『マジョリティがマイノリティに向ける敵意』と『マジョリティがマイノリティに向ける敵意』が同質ではないのは当然のこと。
その意味ではみやきちさんの意見を否定する要素なんかこれっぽっちもない。
ただ、どうしても違和感が拭えなくてモヤモヤしたものを抱えていたのだけれど。
この記事を切っ掛けにして、ようやく合点がいった。
・お前は去れるじゃん - C plus M
私はみやきちさんの文章から『マイノリティからのマジョリティへの敵意』への否定が感じられないことに違和感を覚えていたのだなぁ。
「このヘテロ!」という害意によって生まれた不快感に対して、みやきちさんの記事は『マイノリティに対するもの程の重大さはないのだから我慢しろ』と言っている。
これを聞かされる異性愛者としては「自分達の抱えている差別は特別なもので、お前達が安易に手を出したり同情していいものじゃない。ただし、差別は無くせ、絶対にだ。さっさとしろ、このヘテロ共が」とでも言われている気分になる。
これでムッとするなというのが無理な話だろう。
で、ムッとしたりそれを表明したりすると
>けれども、ご自分が不快に思われたからと言って、それが「このレズ!」と呼ばれながら殴られ犯され殺される女性たちとまったく同等の憎悪や嫌悪を受けることであるかのようにおっしゃられても、わたくしとしては困惑を禁じ得ません。
と言われてしまうわけだ。
これで異性愛者が反発を覚えないと思っているのなら、それは大きな間違いなんじゃないかと思う。
もっとも、みやきちさんがマサキ チトセさんのように異性愛者が反発を覚えようがどうしようが構わないという立場を取っている場合は何の意味もない話ではあるけど。
・レズビアンのミュージシャン、性的指向を理由に絡まれ殴られる - あるいは、「このヘテロ男性!」という発話と「このレズ!」という発話の持つ暴力性の違いについて(2009年6月10日再掲) - みやきち日記
『マジョリティがマイノリティに向ける敵意』と『マジョリティがマイノリティに向ける敵意』が同質ではないのは当然のこと。
その意味ではみやきちさんの意見を否定する要素なんかこれっぽっちもない。
ただ、どうしても違和感が拭えなくてモヤモヤしたものを抱えていたのだけれど。
この記事を切っ掛けにして、ようやく合点がいった。
・お前は去れるじゃん - C plus M
私はみやきちさんの文章から『マイノリティからのマジョリティへの敵意』への否定が感じられないことに違和感を覚えていたのだなぁ。
「このヘテロ!」という害意によって生まれた不快感に対して、みやきちさんの記事は『マイノリティに対するもの程の重大さはないのだから我慢しろ』と言っている。
これを聞かされる異性愛者としては「自分達の抱えている差別は特別なもので、お前達が安易に手を出したり同情していいものじゃない。ただし、差別は無くせ、絶対にだ。さっさとしろ、このヘテロ共が」とでも言われている気分になる。
これでムッとするなというのが無理な話だろう。
で、ムッとしたりそれを表明したりすると
>けれども、ご自分が不快に思われたからと言って、それが「このレズ!」と呼ばれながら殴られ犯され殺される女性たちとまったく同等の憎悪や嫌悪を受けることであるかのようにおっしゃられても、わたくしとしては困惑を禁じ得ません。
と言われてしまうわけだ。
これで異性愛者が反発を覚えないと思っているのなら、それは大きな間違いなんじゃないかと思う。
もっとも、みやきちさんがマサキ チトセさんのように異性愛者が反発を覚えようがどうしようが構わないという立場を取っている場合は何の意味もない話ではあるけど。