機動戦士ガンダム00 第19話「絆」
- 2008/02/16
- 20:41
あー、なんかガンダムマイスター達がアレルヤ置いてけぼりにして絆を深めたり、CBが本格的に内ゲバ始めたりしてたけど・・・。
第一期はCBの秘密そっちのけで戦力増強した各国+トリニティとドンパチする話っぽい予感?
しかし、今回。
「沙慈、チョーヘタレ」っていう印象しか残らんかった。
なんか美しい思い出回想し始めてる沙慈に、心の中で「いや、そこは病室に戻るところだろッ!?」ってツッコミまくり。
両親死んで、左手も失って精神的に不安定になっている人間の言うことを真に受けてどうする!?
ルイスのあれは単なる衝動的な発言だぞ!
第一期はCBの秘密そっちのけで戦力増強した各国+トリニティとドンパチする話っぽい予感?
しかし、今回。
「沙慈、チョーヘタレ」っていう印象しか残らんかった。
なんか美しい思い出回想し始めてる沙慈に、心の中で「いや、そこは病室に戻るところだろッ!?」ってツッコミまくり。
両親死んで、左手も失って精神的に不安定になっている人間の言うことを真に受けてどうする!?
ルイスのあれは単なる衝動的な発言だぞ!
まぁ、沙慈とルイスの出会いのシーンを見るに、どうやら沙慈は意図的にこういうキャラにされてる様子。
多分、沙慈は学校に友達とか居ないんでないかなぁ。
彼はいわゆる非リア充の非モテ系ではないかと思う。
おかしいと思ってたんだよね。だって沙慈に姉とルイス(あと刹那?)以外の人間関係が見えないんだもの。
しかし今回、沙慈が昼休みっぽく周りがザワついている状況で、机に突っ伏して寝てるのを見て確信したね。
あ、こいつ御同類だって。
昼休みに机に突っ伏して寝る! なんて身に覚えのある行動だろうか!
ああ、たった数分の休み時間のなんと長いこと!
典型的な非リア充非モテの行動ですよ、アレは!!
そんな沙慈にルイスが声かけた理由は分からないのだけれど。
一人暇そうにしてたからか? それとも顔が気に入ったから?
これで実は「沙慈は覚えてないけど、二人は昔あったことがある」なんてギャルゲーなオチだったズッコける。
というか、ルイスってキャラクター自体が非常にギャルゲー的ですよね。
沙慈はともかくルイスに友達がいなさそうなのが不可解です。
明るくて美人。性格はちょっと強引だけどそれは許容範囲だろうに交友関係は非モテの沙慈のみ。
それとも少女から見ると、傍にいてほしくない程ムカつく人物だったりするのか?
いや、そんなまさか。
そこら辺は「沙慈=ギャルゲーの主人公」、「ルイス=ギャルゲーのヒロイン」という風に考えれば納得がいくのです。
対人能力少なくて、状況に流されやすい沙慈ってまんまギャルゲーの主人公っぽいじゃないですか(どっちかっていうとハーレム物の方が近いかもしれないが)。
そしてルイスは性格も良くて、美人なのに、なぜか交友関係少なくて、なぜか主人公にべったり。まさにギャルゲーのヒロインそのもの。
今まではギャルゲー的な平和な世界でキャッキャウフフしてた二人。
ルイスが一方的に好意を寄せて、沙慈はそれを迷惑がってるというか気付かないでいるポーズを取りながらも内心ではまんざらでもないという状況だったわけです。
そこに好感度がマックスになった辺りで巻き起こる試練!
そう、ルイスママが娘を連れ帰ろうとするんですね。
「そっちかよ!?」と思わずツッコんだ方。話はここからですよ。
お互いに好意を寄せているのに引き裂かれる二人、これはギャルゲー的な意味での試練なわけです。
このイベントを乗り越えた後の二人の急接近ぶりを見るに、どうも沙慈は画面の見えないところでルイスに想いを伝えて清い感じの交際をスタートさせたっぽい。
というか、あれで想い伝えてなかったらおかしいでしょう。指輪をプレゼントされて、当然のように左手用だと思うルイスとか。何段階素っ飛ばしてんだよ。
つまり、ルイスの両親が死に、自身も左手を失うという事件はギャルゲーでいうならエンディング後に起こったことなわけだ。
閑話休題。
あの病室での会話はギャルゲーなら、主人公がなんか突然人が変わったように臭いセリフでも吐いてルイスを慰めるシーンなワケですが、残念ながら沙慈君はどんなにギャルゲー的なシチュエーションに身を置いていても、ギャルゲーの主人公ではないのです。
首のボタンを押したら、突然人が変わったように大胆になったり、臭いセリフで彼女の心の傷を癒したりできるようにはならない。
というか、それをしようとしたら看護婦さんに邪魔されてしまったわけですが。
きっと沙慈は冷静になってしまった頭で色々考えてしまったんだろうなぁ。
正直、左手と両親を失った少女というのは17歳の少年には重過ぎる。
これがもうちょっと勢いとか、その時の気持ちだけで突っ走るタイプならいいだろうけど、どう見ても沙慈はそんなタイプには見えない。
真面目に、しかし17歳なのでピースの欠けた状況分析をしてしまったんだろう。
見た感じルイスはかなりのお嬢様っぽいので、相当額の遺産がルイスに転がり込むはずだけど、沙慈にそんなことにまで考える余裕があるとは思えない。
むしろ「どうやってルイスを食べさせていけばいいんだ」とか考えていそう。
指輪とかプレゼントしてたけど、本気でルイスの人生を背負う気概があったとは思えないし。
いや、逆に17歳だとそこで「結婚」と二文字を思い込んでしまいそうなもんだけど、見た感じそこまで深いことは考えてなさげ。
むしろ、この現状になって自分が指輪を送ろうとしたという本当の意味に気付いて、これからの二人の将来とかを夢ではなく現実問題として考え始めてしまったんだと思う。
その重みに負けそうになっているところに、都合良くルイズからの「重いなら捨ててもいい」発言。
ええ、飛び付きますね! 少なくとも自分だったら後先考える余裕もなく飛び付く!
だって「私の夢を叶えて(ルイスの元を離れる正当な理由)」とか「日本に戻って(実質別れようという意味だけど、直接言っているわけではない)」とか「学校に行かないと(現実的な問題)」と自己弁護するための材料を向こうから提示してくれるわけですよ。
「一旦帰るだけ、二人の夢を叶えるために」と自分に言い訳するに十分ですよ。
これで逃げ帰らない男はすげぇヤツだ!!
ちなみに。
なんかその沙慈が今回、なんか憎憎しげに「ガンダムっ!」とか呟いたりしてたけど、恐らくその憎しみを原動力に何か行動を起こしたりはしないんじゃないかと私は思う。
きっと普通に学校に通ったりしてると思いますよ、周りの人間に対して「悩みも無さそうに笑いやがって! こいつらに僕の気持ちなんか分からない!」とか考えながら。
恐らく、そのための「姉の死亡フラグ」と「刹那が隣人設定」なんだろうなぁ。
この二つの爆弾(では足りず、彼の復讐を手助けしてくれる存在も必要かな)が爆発することで、ようやく沙慈は本格的に物語に絡んでいくことができるようになるんだと思う。
ああ、なんてめんどくさいキャラクターだ。
それだけに一度尻に火がついたら、かなり暴走しそうな感じでもある。
しかし、たったあんだけのシーンでここまで妄想するなんて・・・
我ながら凄くキモイです。
これで次回、「実はあの後、病室に戻ってました」とか「普通に電話で連絡を取り合う沙慈とルイス」なんて展開をやってくれたら私はシリーズ構成の黒田洋介氏を神と呼ぶよ。
▽当ブログの関連記事▽
・機動戦士ガンダム00 第18話「悪意の矛先」
・傷が治ればそれでいいのか? アニメと報道は違うのではないか?
多分、沙慈は学校に友達とか居ないんでないかなぁ。
彼はいわゆる非リア充の非モテ系ではないかと思う。
おかしいと思ってたんだよね。だって沙慈に姉とルイス(あと刹那?)以外の人間関係が見えないんだもの。
しかし今回、沙慈が昼休みっぽく周りがザワついている状況で、机に突っ伏して寝てるのを見て確信したね。
あ、こいつ御同類だって。
昼休みに机に突っ伏して寝る! なんて身に覚えのある行動だろうか!
ああ、たった数分の休み時間のなんと長いこと!
典型的な非リア充非モテの行動ですよ、アレは!!
そんな沙慈にルイスが声かけた理由は分からないのだけれど。
一人暇そうにしてたからか? それとも顔が気に入ったから?
これで実は「沙慈は覚えてないけど、二人は昔あったことがある」なんてギャルゲーなオチだったズッコける。
というか、ルイスってキャラクター自体が非常にギャルゲー的ですよね。
沙慈はともかくルイスに友達がいなさそうなのが不可解です。
明るくて美人。性格はちょっと強引だけどそれは許容範囲だろうに交友関係は非モテの沙慈のみ。
それとも少女から見ると、傍にいてほしくない程ムカつく人物だったりするのか?
いや、そんなまさか。
そこら辺は「沙慈=ギャルゲーの主人公」、「ルイス=ギャルゲーのヒロイン」という風に考えれば納得がいくのです。
対人能力少なくて、状況に流されやすい沙慈ってまんまギャルゲーの主人公っぽいじゃないですか(どっちかっていうとハーレム物の方が近いかもしれないが)。
そしてルイスは性格も良くて、美人なのに、なぜか交友関係少なくて、なぜか主人公にべったり。まさにギャルゲーのヒロインそのもの。
今まではギャルゲー的な平和な世界でキャッキャウフフしてた二人。
ルイスが一方的に好意を寄せて、沙慈はそれを迷惑がってるというか気付かないでいるポーズを取りながらも内心ではまんざらでもないという状況だったわけです。
そこに好感度がマックスになった辺りで巻き起こる試練!
そう、ルイスママが娘を連れ帰ろうとするんですね。
「そっちかよ!?」と思わずツッコんだ方。話はここからですよ。
お互いに好意を寄せているのに引き裂かれる二人、これはギャルゲー的な意味での試練なわけです。
このイベントを乗り越えた後の二人の急接近ぶりを見るに、どうも沙慈は画面の見えないところでルイスに想いを伝えて清い感じの交際をスタートさせたっぽい。
というか、あれで想い伝えてなかったらおかしいでしょう。指輪をプレゼントされて、当然のように左手用だと思うルイスとか。何段階素っ飛ばしてんだよ。
つまり、ルイスの両親が死に、自身も左手を失うという事件はギャルゲーでいうならエンディング後に起こったことなわけだ。
閑話休題。
あの病室での会話はギャルゲーなら、主人公がなんか突然人が変わったように臭いセリフでも吐いてルイスを慰めるシーンなワケですが、残念ながら沙慈君はどんなにギャルゲー的なシチュエーションに身を置いていても、ギャルゲーの主人公ではないのです。
首のボタンを押したら、突然人が変わったように大胆になったり、臭いセリフで彼女の心の傷を癒したりできるようにはならない。
というか、それをしようとしたら看護婦さんに邪魔されてしまったわけですが。
きっと沙慈は冷静になってしまった頭で色々考えてしまったんだろうなぁ。
正直、左手と両親を失った少女というのは17歳の少年には重過ぎる。
これがもうちょっと勢いとか、その時の気持ちだけで突っ走るタイプならいいだろうけど、どう見ても沙慈はそんなタイプには見えない。
真面目に、しかし17歳なのでピースの欠けた状況分析をしてしまったんだろう。
見た感じルイスはかなりのお嬢様っぽいので、相当額の遺産がルイスに転がり込むはずだけど、沙慈にそんなことにまで考える余裕があるとは思えない。
むしろ「どうやってルイスを食べさせていけばいいんだ」とか考えていそう。
指輪とかプレゼントしてたけど、本気でルイスの人生を背負う気概があったとは思えないし。
いや、逆に17歳だとそこで「結婚」と二文字を思い込んでしまいそうなもんだけど、見た感じそこまで深いことは考えてなさげ。
むしろ、この現状になって自分が指輪を送ろうとしたという本当の意味に気付いて、これからの二人の将来とかを夢ではなく現実問題として考え始めてしまったんだと思う。
その重みに負けそうになっているところに、都合良くルイズからの「重いなら捨ててもいい」発言。
ええ、飛び付きますね! 少なくとも自分だったら後先考える余裕もなく飛び付く!
だって「私の夢を叶えて(ルイスの元を離れる正当な理由)」とか「日本に戻って(実質別れようという意味だけど、直接言っているわけではない)」とか「学校に行かないと(現実的な問題)」と自己弁護するための材料を向こうから提示してくれるわけですよ。
「一旦帰るだけ、二人の夢を叶えるために」と自分に言い訳するに十分ですよ。
これで逃げ帰らない男はすげぇヤツだ!!
ちなみに。
なんかその沙慈が今回、なんか憎憎しげに「ガンダムっ!」とか呟いたりしてたけど、恐らくその憎しみを原動力に何か行動を起こしたりはしないんじゃないかと私は思う。
きっと普通に学校に通ったりしてると思いますよ、周りの人間に対して「悩みも無さそうに笑いやがって! こいつらに僕の気持ちなんか分からない!」とか考えながら。
恐らく、そのための「姉の死亡フラグ」と「刹那が隣人設定」なんだろうなぁ。
この二つの爆弾(では足りず、彼の復讐を手助けしてくれる存在も必要かな)が爆発することで、ようやく沙慈は本格的に物語に絡んでいくことができるようになるんだと思う。
ああ、なんてめんどくさいキャラクターだ。
それだけに一度尻に火がついたら、かなり暴走しそうな感じでもある。
しかし、たったあんだけのシーンでここまで妄想するなんて・・・
我ながら凄くキモイです。
これで次回、「実はあの後、病室に戻ってました」とか「普通に電話で連絡を取り合う沙慈とルイス」なんて展開をやってくれたら私はシリーズ構成の黒田洋介氏を神と呼ぶよ。
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