特攻隊員の情事
- 2013/02/06
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当時、「生き神」扱いの特攻隊員達は女性にモテたらしい。
「半絃上陸」という分隊の半数が基地外へ出る実質的な休暇の際には、妻帯者の特攻隊員は軍指定の旅館や民家で恋人や妻と会っていた。
では会う相手のいない独身者はどうしたか。
彼等は住み込みの娼妓のいる「料理屋」で遊んでいた。旅館や民家もこれから死へと赴く青年達を童貞のまま飛び立たせるのは忍びないと女性を用意したという。
だが中にはあまりに若く、色気よりも食べ物の方に夢中になる隊員もいたらしい。
また当時の海軍の隠語に「ホワイトプレイ」と「ブラックプレイ」というものがある。
「ブラックプレイ」は玄人女性との情事を意味し、対する「ホワイトプレイ」はも素人女性とのそれを意味した。
ホワイトプレイの相手となったのは、主に海軍工場に動員された女子学生や女子挺身隊員だったという。
「防空壕のなかで特攻隊員の子どもを妊娠した友達」
「志布志湾で訓練中の飛行機が急降下して海上近くになるたびに、もんぺを脱いで駆け出す女学生」
日高恒太郎氏が出会った80過ぎの老女はそんな話を熱っぽく語った。
彼女は鹿屋基地と串良基地に接する高山、そこにあった女学校にいたらしい。